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講師紹介

有馬 貫志先生の写真
有馬 貫志先生 アルパ・リエゾン株式会社代表 東京医科歯科大学非常勤講師
プロフィール
英国Essex大学大学院言語学修士。同大学日本語講師、英国Birmingham大学Japan Centre副主任等を歴任。帰国後は東京医科歯科大学非常勤講師を務める傍ら、翻訳会社の治験翻訳レビュアーとして翻訳者の育成に携わり、2005年夏に治験翻訳講座を立ち上げる。現在はアルパ・リエゾンの代表として、治験翻訳講座の演習講師を務め、多くの翻訳者の育成に務める。また製薬会社、CROでの英語研修、日本メディカルライター協会、日本翻訳連盟等での講演など、メディカルコミュニケーションと治験翻訳の発展に貢献するべく多くの活動を行っている。

文系出身でも理系出身でも可能性は同じです

 治験翻訳講座を受講される方には二つの流れがあります。現在すでに治験関連の仕事に従事している方と、治験という分野は初めての方です。前者の場合、専門知識はそれなりにあるが翻訳やライティングの勉強は経験がないという方が多く、後者の場合は英語または翻訳の技術にはある程度自信があるものの、治験の専門知識はないという方がほとんどです。
 よく聞かれるのは、治験翻訳者になるにはどちらが有利か、という質問です。答えは簡単。どちらでも結構です。治験翻訳のように高度に専門化された分野では、一般的なバックグラウンドが理系か文系かで翻訳者の優劣が決まることはありません。自分がどちらに属すにせよ、ゼロからのスタートだと思っていただいて結構ですし、そう思うことができるどなたにも、成功の可能性が待っている分野です。

治験翻訳はメディカルコミュニケーションの一翼を担う分野です

 本講座では、治験翻訳者を書き言葉を伝達の道具として用いるメディカルコミュニケーターとして位置づけています。メディカルコミュニケーションとは、医療者同士あるいは医療者と患者とを結びつける情報交換を意味し、日本ではこれから発展が期待されている医療の一分野です。治験翻訳が他の産業翻訳と袂を分かつのは、扱っている情報が人の命に関わるという一点にあります。メディカルコミュニケーションに必要な知識と技術を習得し、医療従事者の一翼を担うのは、治験翻訳者の重責でもあり、かつ誇りでもあるのはいうまでもありません。

木村徹先生の写真
木村徹先生 杏林大学医学部薬理学教室 博士(薬学)
プロフィール
富山医科薬科大学(現、富山大学)薬学部卒業、薬剤師免許取得。大学院に進学し、学位取得。博士(薬学)。
その後、4年間にわたりエール大学(アメリカ)に留学し、研究に従事する。現在、杏林大学医学部薬理学教室に所属し、薬理学の授業を担当している。現在の研究テーマは、アミノ酸トランスポーターと疾患(癌、多発性嚢胞腎、痛風など)を中心に行っている。

薬理学とは、生体に薬物を投与した時にどのような反応・効果が見られるのか理解する学問です。

 薬物をヒトに投与すると、吸収→分布→代謝→排泄をいう過程を経る中で、人体に様々な反応・効果を及ぼします。薬理学とは、生体のシステムを知るとともに、そこに薬物を投与した時にどのような反応・効果が見られるのか理解する学問です。薬理学を学び、専門用語に触れ、それらを理解することは、治験翻訳をする際の大きな助けになるはずです。

土井 正治先生の写真
土井 正治先生 PRAヘルスサイエンス株式会社Medical Writing Associate Director
プロフィール
京都大学大学院薬学修士。薬剤師。内資系製薬企業(2社)に31年勤め、研究(薬物動態)、臨床開発、薬事(開発・一般)、生産企画、システムなど、様々の業務を経験。中でも申請資料作成、当局対応等の開発薬事業務が長く、降圧剤、抗潰瘍剤、鼻炎治療剤、鎮痛剤、抗がん剤、皮膚科領域・外用剤など様々な品目に関与。その後、武田薬品工業(株)・メディカルライティング部門を経て、2017年12月より現職。製薬協、関薬協、DIA等の業界活動経験も豊富。レギュラトリーサイエンス学会・会員。
今後の治験翻訳でより一層重要になってくるのは、記載内容への理解ではないでしょうか?

 皆さんは臨床開発の専門家ではありませんので、複雑な原理などの難解な内容まで理解する必要はないと思いますが、少なくとも、どんなことが記載されているか、おおまかに理解でき、不明点がある場合には専門家に相談できるくらいのレベルがあればよいと考えます。治験文書の記載内容を理解するためには、医学、薬学、薬事(レギュラトリーサイエンス)、医学統計など、さまざまな知識が必要になってきます。勉強しなければならない範疇は広く、やみくもに勉強してもなかなか身につきません。効率的に勉強するコツやポイントを理解することで、効果的に記載内容への理解が進みます。本講義でそのようなコツとポイントを習得し、優れた「治験翻訳者」、そしてさらには「メディカルライター」を目指しましょう!

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