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有馬貫志(ありま・かんじ)先生
アルパ・リエゾン株式会社代表
東京医科歯科大学非常勤講師



PROFILE
英国Essex大学大学院言語学修士。同大学日本語講師、英国Birmingham大学Japan Centre副主任等を歴任。帰国後は東京医科歯科大学非常勤講師を務める傍ら、翻訳会社のレビュアーとして治験翻訳者の育成に携わる。現在はアルパ・リエゾンの代表として、治験翻訳講座のコーディネーションをはじめ、日本におけるメディカルコミュニケーションの発展に尽力している。日本メディカルライター協会正会員。



文系出身でも理系出身でも可能性は同じです
 治験翻訳講座を受講される方には二つの流れがあります。現在すでに治験関連の仕事に従事している方と、治験という分野は初めての方です。前者の場合、専門知識はそれなりにあるが翻訳やライティングの勉強は経験がないという方が多く、後者の場合は英語または翻訳の技術にはある程度自信があるものの、治験の専門知識はないという方がほとんどです。
 よく聞かれるのは、治験翻訳者になるにはどちらが有利か、という質問です。答えは簡単。どちらでも結構です。治験翻訳のように高度に専門化された分野では、一般的なバックグラウンドが理系か文系かで翻訳者の優劣が決まることはありません。自分がどちらに属すにせよ、ゼロからのスタートだと思っていただいて結構ですし、そう思うことができるどなたにも、成功の可能性が待っている分野です。


治験翻訳はメディカルコミュニケーションの一翼を担う分野です
 本講座では、治験翻訳者を書き言葉を伝達の道具として用いるメディカルコミュニケーターとして位置づけています。メディカルコミュニケーションとは、医療者同士あるいは医療者と患者とを結びつける情報交換を意味し、日本ではこれから発展が期待されている医療の一分野です。治験翻訳が他の産業翻訳と袂を分かつのは、扱っている情報が人の命に関わるという一点にあります。メディカルコミュニケーションに必要な知識と技術を習得し、医療従事者の一翼を担うのは、治験翻訳者の重責でもり、かつ誇りでもあるのはいうまでもありません。  治験翻訳講座では同じ重責と誇りを分かち合いたいと考えてくださるすべての方の参加を、心からお待ちしております。