先回の治験翻訳EXPRESS!では、日本語の問題として「は」と「が」についての問題を提示しましたが、いかがでしたでしょうか?自分なりのルールは見つかりましたか?大切なのは正解を得ることではなくて、自分で考えてみることです。前回の課題が、自分が「仕事の道具」として使っている日本語を意識的にとらえるキッカケになっていただければ幸いです。
今まさにサッカーのワールドカップ開催目前。テレビでもジーコ監督の「サッカーは教えられてするものではなく、自分のイマジネーションでするもの」というサッカー哲学を特集で取り上げていますね。プロであるという意味では翻訳家も同じではないかな、と思います。でもやっぱり、それなりの正解が欲しいという方は、言語学関係のテキストを紐解いてみてください。
さて、今回は治験に頻出する、意味のよく似た動詞の訳し方についてお話したいと思います。例えば、ASSESSとEVALUATEの訳はどちらも「評価する」でいいでしょうか?意味の似た言葉の辞典といえば類語辞典ですね。ちょっとオンラインシソーラス
thesaurus.com (http://thesaurus.reference.com/)を調べてみましょう。
*assess
appraise, apprise, assay, check, check out, compute, determine, digit, estimate, figure, fix, gauge, guess, judge, nick, peg, rate, reckon,set, size
*evaluate
appraise, assay, assess, calculate, check,, class, classify, criticize,
decide, estimate, figure, figure out, gauge, grade, guesstimate,
なんだか似たような動詞が並んでいて混乱しそうですね。でも治験文書にはほかにも似たような動詞が使われます。もう少し動詞を加えて考えてみましょう。
assert, assess, compare, decide, determine, discuss, distinguish, evaluate, examine, explore, inspect, investigate, judge, prove, review,
study
動詞の意味の分類にはいろいろな方法がありますが、頻出するこれらの動詞の訳し方に自分なりのルールを持っていれば、翻訳のスピードアップが望めます。ぜひ考えてみてください。僕からのヒントは「治験の流れに沿って考える」です。
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