翻訳も治験も初心者の私が、医薬翻訳に対する
強い興味だけで飛びこんだ治験翻訳講座。
初めて勉強する場としてここを選んで本当によかったと思います。
私が始めて「医薬翻訳」という分野を知ったのは、昨年の秋頃でした。製薬会社でMRとして医薬業界に関わっていた私は、この業界で手に職をつけたいと考えていました。もともと翻訳に興味を持っていたので、「医薬翻訳」という言葉を見たときには衝撃を受けました。すぐに情報収集を始めましたが、何をどのように勉強すればよいかわからず、今の環境ではその術がないと思っていました。そんな時に出会ったのが「治験翻訳講座」でした。教材を治験関連のドキュメントに限定していること、隔週土曜日に集中して授業があるため仕事をしながらじっくり宿題にも取り組めること、そして何より講座説明会での「初心者でも大丈夫」という有馬先生の心強い言葉が決め手となり、思い切って講座に通うことを決めました。
授業では宿題の「答え合わせ」は行いません。同じ部分を2人で別々に訳し、その訳を比較しながら全員でディスカッションをするというスタイルです。一緒に勉強した受講者の方々は翻訳か通訳の経験者、治験関連業務の経験者など、本当に知識も経験も豊かな方ばかりで、初心者である自分の訳がディスカッションの題材になるなど考えられませんでした。しかし、回を重ねるごとに訳語選択の基本的なプロセスが身につき、宿題への取り組み方がわかっていくのを感じました。この授業では、単なるノウハウではなく、どの文書を翻訳する際にでも通用する根本的な考え方、姿勢、体力を身につけることができます。それを端的にあらわしている「この訳を選んだ根拠は?」「情報源は?」「訳者は原文に対して何らかの解釈をしなければならない」といった先生の厳しい質問や言葉は、私たち受講者を確実にレベルアップさせてくれたと思います。
初心者の私が気後れすることなく授業に臨めたのには、もう一つ理由があります。それは、講座の初回と最終回に行う有馬先生との面談です。初回の面談では各々の経験や受講目的に合わせて先生がアドバイスをくださるので、私も自分なりの目標を設定して授業を受けることができました。最終回の面談では、今後の勉強方法や進路、そして仕事の依頼にまで話がおよぶこともあります。治験翻訳講座では、こういったフォローを生かし、より密度の高い3ヶ月にすることが可能です。
この講座には、意識の高い優秀な受講者が多く集まっている気がします。そのような方たちに励ましていただき、情報交換させていただいたことは私にとって新鮮で、大きな財産です。3ヶ月という短い期間で、私は将来につながる知識、出会いを得ることができたと思っています。 |